もちろん漢字学習は、なおさらでしょうが、普通に日本語を話すうえでは漢字学習は
それほど重要視しなくてもいいと思います。
スペイン人の生徒さんが数年勉強してもよくする間違いは、場所を表す「で」と
「に」です。
二つの助詞はスペイン語の前置詞で「 en 」にあたりますが、疑問の時は ¿Dónde? で
決して ¿En dónde? とはならないので、日本語で尋ねるとき、
「どこで」と「どこに」の使い分けがなかなか判断できないようです。
何事も最初が肝心で、初歩のうちに
「場所 + で 」は、動作の動詞を伴い、
「場所 + に 」は、存在の動詞を伴う、ということをしっかり教えます。
説明は、1回だけじゃなく、間違えるたびに例を挙げて再度説明します。
しつこく感じると思いますが、語学習いたては赤ちゃんと同じですから。
そこで、大きな疑問。
「ベッドで寝る」と「ベッドに寝る」はどちらが正しいのでしょうか。
動詞、寝るは二つの意味があるそうです。
① 眠る
② 横たわる 横になる
①の意味なら、「ベッドで寝る」が正しいです。
②の意味なら、「ベッドに寝る」が正しいです。
眠るは動作で、横たわるは存在の意味になるんですね。横たわるとき体を動かすので
これをスペイン人に説明するのは難しいですよね。
うちの猫は、今、ソファーで寝ている。
今まで、日本語を教えた経験で言いますが、クラスへ来る前、独学した人は、
助詞の間違いがたいへん多く、それを100パーセント修正するのは不可能に近い
ものがあります。
アニメの影響もありそうです。個人的にアニメは好きなんですが。
生徒さんの中には、「今日で マンガを読んだ」という人が数名います。
考えられない間違い。「今日で最後のクラスになります」等とは言いますが。
日本人友人に、こういう大きい間違いっていったいなにが原因なんだろうと、
話したら、友人はたぶんアニメのなかで、例えば「お母さん、今日ねぇ、」
というのを生徒さんには、「今日で」と聞こえるんじゃないかと。
それはわかるとコメント、私もしばしば「ね」と「で」の聞き間違いをするから。
日本人も間違えるから、大丈夫と生徒に言うのはなるべく避けたいが、
どのぐらいでよしとするか、その加減が難しいです。
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