2018年3月31日土曜日

スペインのかわいいいパスクア菓子

 日本では、あまり馴染みのない「Pascua」パスクア。

これはスペイン語で、キリスト教の復活祭のことです。

イースターというと、日本に住んでいる人も

春に、ゆで卵に色づけしたり、鶏や卵型のチョコレートが売っているアレね、

という感じでしょうか。

私が初めてそういうチョこレートを見たのは、デパートの地下階食料品売り場

( 今はデパ地下と言います が)、 

フランスの高級食料品店、フォションのウインドーでした。鶏型のとても大きい

チョコレート、中は空洞になっているそうです。


現在住んでいるのは、東京でもなく、パリでもなく、

スペインの小さい市なので、安いお菓子を買いました。これは、伝統的なもの

じゃなくて、駄菓子を串刺しにした新商品です。

鶏もひよこもあり、春らしい色。マシュマロに砂糖をまぶしてあります。



Mona de Pascua ( モナ・デ・パスクア ) というパン菓子もあります。

1月の東方3賢王の日に食べる Roscón de Reyes (  ロスコン・デ・レイエス  ) の

パン生地に似たパンの上に、なんと殻ごと色付けされたゆでたまごがのっています。



Mona なので、ピンク色でかわいいからなのか、と勝手に思っていましたが、

この言葉の起源はアラビア語だそうです。ギリシア語という人もいます。


かわいい男の赤ちゃんを見ても、「Mono」( モノ )とは言いません。

Mono は猿のことだからです。

ついでに、Monos ( モノス )は、つなぎのことです。数年前、流行しましたよね。

ジャンプスーツ、オールインワンとも呼びますね。


話は戻って、復活祭に、このお菓子を食べるのは、バレンシア、バレアレス、

カタロニア州だけだそうです。ただ、これを買う家庭は少なくなってきています。

スイスやフランスから輸出された卵型、ウサギ型のチョコが多くなり、

お菓子屋さんのウインドーもチョコで作ったキャラクターのものが多いです。

出典: Castellón en fiestas Benages のウインドー
子どもは、一度でいいからこんな大きいチョコレートを食べたいでしょうね。

スペイン人は、大のチョコ好きです。

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