今日は、スペイン人のかき混ぜ好きのエピソードと硬い豆腐で気づいたことを
お話ししましょう。
たまに、お寿司を作るとき、ご飯を鍋で炊く方法をスペイン人に教えることが
あります。
私は日本でも炊飯器を購入したことがなく、ずっと鍋で炊いていました。
あれはずっと前、私が催した日本語クラスの生徒たちのパーティーの手伝いに来た
30代の女生徒さんのエピソード。
台所に入ったとき、彼女に
私 : 今、ご飯を炊いているんだけど
彼女は、一言も断りもせず、鍋のふたを取って、木べらでくるくると鍋の中をかき
混ぜ始めました。
私 : No, no hagas eso!En Japón dicen que no levantar la tapa a pese a que un bebé llora.
「やめて、日本では(ご飯を炊くとき)、赤子泣いても蓋とるなっていうんだから」
私、結構、大きい声で注意しました。
その頃はまだ、私、スペイン人が料理するときの習慣を知らなかったんです。
何年もご飯の炊き方を教えているうちに、スペイン人はよくかき混ぜることに
気づきました。パエリアやフィデウアはしませんが。
先日、お友達から山ほど大豆を頂いて、食べきれないので、インターネットで
豆腐作りを調べてみました。
豆腐作りのコツに、
「にがりを入れ終えたら、2,3回かき混ぜましょう。
混ぜすぎると、かたい豆腐になります」と。 ( 豆腐の作り方 かしま屋さんより )
日本人の方が経営している豆腐会社の豆腐は、日本と同じ柔らかさですが、
スーパーやエコショップのは、Japonés と書いてあっても本当に硬い豆腐。
豆の分量が多いのかなあと、勝手に考えていましたが、そうか、スペイン人が
作る豆腐がなぜ硬いか?
かき混ぜすぎなんだな、と確信しました。
スペイン人女性にに煮物を作る際の「鍋返し」を説明したとき、その女性は
いまいちピンとこない様子で、
「スペインでは、mover,mover 」と言って、混ぜる動作をしていました。
数年前の9歳ぐらいのスペイン人の女の子のエピソード。
私は、ある家庭の台所で、ごはんの炊き方を説明しているとき、いつものように
「No levantar la tapa aunque un bebé llora」と言ったと思ったら、
双子の姉妹の一人が、コンロの前をスーと通って、ご飯を炊いている鍋の蓋を
開けて、すぐ閉めていきました。
その動作の素早い事。みんなびっくり(@_@)
きっとクルクルとかき混ぜたかったのに違いありません。
豆腐作りですが、容器が揃えば、簡単にできそうに思えたので、容器購入次第、
作ってみます。
とりあえず、今日は豆乳とおからできました。
スーパーの豆乳に満足していず(どうも南米から豆乳の粉末を購入して、
水、砂糖、香料などを加えるらしい)、購入を控えていました。これからは
こういう自然の豆乳が飲めます。ついでに、おからも。
こちらをクリックすると、様々なカテゴリーのブログが読めます。
↓ ↓
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿