2018年4月12日木曜日

「なあなあ」の日本人と「うやむや」なスペイン人

  今、初上級クラスで、宮部みゆきさん著の「小暮写真館」を少しづつ

読んでいるんですが、ちょうど今日読んだところに、

「うやむや」と「なあなあ」という表現が出てきました。


なあなあ」は、「なれ合い」、「適当」、「妥協」といった意味に通じる

言葉で、相互の意見や主張を適当なところで折り合いをつけるときに使います。


日本社会では、特に仕事社会では、小さなことにも厳しくすることが多いです。

しかし、会社の仲間・上司部下の関係でも、この「なあなあ」が生まれます。

適当なところで済ますか、妥協して折り合いをつけないと、問題が大きくなって

しまい、人間関係も上手くいかなくなってしまうので、

「なあなあに済ませる」ことが必要だと感じます。


うやむや」は、「理由をはっきりさせない」、「記憶があってもわざとごまかす

など、約束や計画、責任の所在といった物事が、あるかないか、または、どこに

あるのかはっきりしない、曖昧になっているようすを表します。

ラインスタンプ

スペイン人は、意見が違うと、議論することが好きなように見えます。

激しいけんかのように見えることもありますが、

しばらくたつと、元のように親しげに話していたりするので、不思議です。

こういうこと、日本社会では、あまり見かけない光景ですよね。

明らかに、そのスペイン人に責任があるように思えても、それを責めずに許す

ことに、スペイン人は寛容のような気がします。


スペイン人は、長い言い訳をする人が多いです。

長い言い訳をすることによって、自分には責任がないということを示したい

のかもしれません。


スペイン人と日本人の習慣は、大きく違っても、

どこに住んでも、黒白つけず、グレーにしておくことのほうが、

楽かもしれません。


いつも、読んでくださり、ありがとうございます。
  ↓  ↓

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ

にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿