彼女は一時外国に住んでいたので、ヨーロッパ店事情が多少
わかるだろうと、思っていました。
お会いしたとき、どんなテーマで話していたか覚えていない
のですが、たぶんスペインの小さな市では、日曜・祝日は
お店が開いていないので、私は外に出ない傾向になったと
いう話だったと思います。
そこで、友だちが「コンビニは?」と聞いてきて、
私は「コンビニはありませんよ」と。
彼女は驚いた顔で「コンビニないの?」
日本にいると、お店がいつでも開いているので、買い物をす
る時間帯を考えなくなるのではないでしょうか。特にコンビ
ニや24時間営業のスーパーを日常的に利用している方は、
そういう傾向になるのかもしれません。
どうして、スペインに24時間営業のお店がないのでしょう
か。実はデパート会社経営のガソリンスタンドを兼ねた
「Hipercor」と言うお店があって、24時間営業と表示して
あります。しかし、防犯上から、夜12時になると、入り口
はしっかり施錠され、小さな窓口で店員に買いたいものを言
って、買う仕組みになっているようです。
私は日本に長く住んでいた日本人なので、コンビニと比較す
ると、魅力ある商品がないと思うので、昼でも夜でも
「Hipercor」のような店へ行く習慣がありません。
私の個人的意見ですが、なぜスペインにコンビニがないの
か、思いつく点を揚げてみました。
・スペイン人は、日曜・祝日に買い物をする習慣がない。
・「コンビニ」のような店があったら、日曜・祝日も働かな
ければならないから、必要ない。
・家庭料理が一番だから、いつでも買えるお弁当やサンドイ
ッチは必要ない。お弁当を買う習慣もないし、「Bocadillo
( ボカディヨ )スペインのサンドイッチのようなもの」を
買えれば、満足。
Restaurante rRncón de Pepe - La Roda Bocadillo de Jamón |
便利な経済社会であれば、勤労しなければならないから、な
るべく働きたくないスペイン人にとって、いつでも開いてい
て、ほとんどのものを買える便利な店は必要ないということ
が大きな理由だと思います。
付け加えたいのですが、
日曜・祝日に格安航空会社便に搭乗する方は、要注意。
工場が閉まっているので、普段はどこでも買える「ボカデ
ィヨ」もないことが多いです。
工場で朝3時にお店に出す食べ物を製造しているなんて、
スペインでは、考えられないことなんです。それも、日曜・
祝日にも。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。